お盆休みのはずなのに、レポートの締め切りを今日に設定されてる風間です。
長野県、研修旅行記2日目。
眠気をこらえ、二日酔いのままバスに乗込み出発。
まずは高山村にある角藤農園へ向かう訳ですが、一行の半分くらいが寝てます。
隣の席の野沢さんは、昨晩の興奮そのままに一人反省会。
翌日の東京出張に備えて、反省を活かした作戦を練っています。まだ朝なのに。
角藤農園はメルシャンの契約畑で、標高300m~700mの標高、なだらかな扇状地。
畑は8.7ヘクタールで、一面の垣根仕立て。
栽培品種はメルロ、カベルネ、ソーヴィニヨン、シャルドネなど。
粘土質の土壌に支えられ、山からの吹き降ろしで野温は下がり、
年間の降水量も降雪も含めて900ml以下、葡萄栽培には最適。
すぐ近くには小布施ワイナリーの畑などもあります。
カメラの調子が悪くてごめんなさいごめんなさい。
上は給水塔の上から撮影した垣根の葡萄園。
下は石がゴロゴロしてる土壌の様子。


8.7ヘクタールのが一面に広がる光景はまさに絶景ですが、
この農園の一番着目すべきところは、農場長の佐藤さん。
前夜の懇親会にも出席頂いてましたが、まさに情熱の塊。
懇親会でもずっと喋りっ放しで、最後はマイクを使って演説をしていましたが、
栽培に掛ける情熱、誇り、努力、色の黒さ、熱すぎるトーク。
どれを取っても見習うべき事ばかりでした。
佐藤さんは、葡萄の病気はほぼ100%防げるとの事。
防げないのは、台風と鳥だけだそうです。
高山村、そして角藤農園を日本一の醸造用葡萄の産地にするのが目標との事。
この佐藤さんと佐藤さんが作る葡萄は一見の価値があります。
昼食を挟んで、池田町にある青木原果樹園へ。
このヴィンヤードはサントリー、あずみのアップルの契約農家。
3.7ヘクタールを13人で栽培をやっており、1人あたり3反分をずつを担当。
北アルプスブランドとしての確立を目指しています。

栽培品種はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールなど。
垣根仕立てで、変形のダブル・ギュイヨ。
13人がそれぞれ3反分を管理しているので、切磋琢磨して栽培が行われています。
案内してくれた方は、栽培に対して良い意味で肩の力が抜けた感じ。
葡萄も健康に育ちそうな感じがします。
昼過ぎの葡萄畑はとても暑い。汗だくです。
垣根仕立てだと日陰を取り難いので、みんな垣根に沿って一列で話しを聞いていました。
畑は作業着が一番です。
最後は五一ワインの林農園へ。
長野県ではじめてメルロの栽培を始めた林農園は、長野ワインの先駆け的存在。
国産ワインコンクールでも金賞・カテゴリー賞などを獲得しています。

工場の案内は猪狩専務。畑は林社長が直々に案内してくれました。
年間生産量は700~750トン。
-4度の大部屋や、地価の土壁の保管室をはじめ、醸造場の面積も広く、
今では珍しくなったコンクリートのタンクも健在です。
自社畑の面積は7ヘクタール。
改良スマート仕立ての栽培方式で、管理の省力化をはかっており、
高齢化や後継者不足の問題を抱える契約農家にも普及してきているとの事。
実際に仕立てを見ると、綺麗な一列で規則正しく葡萄の房が付いていて、
これなら剪定や収穫も驚くほど省力。自分の畑も一からやり直したくなります。
最後はワインをテイスティング。
セイベル9110、エステートゴイチ・竜眼、エステートゴイチ・シャルドネ、
エステートゴイチ・カベルネ、桔梗ヶ原メルロ東畑、桔梗ヶ原メルロ、貴腐。
たくさん飲ませて頂きましたが、どれもクオリティが高いです。
1999年の貴腐は抜群。セイベルの瑞々しさ、メルロの柔らかなバランスも素晴らしく、
研修の事など忘れて、ガブガブ飲ませて頂きました。
これで研修は無事終了。
長野県と山梨県は長所短所をそれぞれに持ち合わせていますが、
切磋琢磨して今後も国産ワインの品質向上に力を合わせる事が出来ればと思います。
個人的にはどのワイナリーを見ても、自分のワイナリーの設備状況と比較してしまい、
うちにはあれもない、これもない、なにもない。そんな感想です。
畑を見ても、とても広大な面積や気候条件の違い、
そして照りつける日差しに脱力。
また、初日の夜に長野市内の歓楽街の発展に協力したため、
お財布の中身を確認してまた脱力。残金数百円。
そんな訳で涙ながらの研修旅行でしたが、とても勉強になりました。
お互い切磋琢磨するのはもとより、ライバル意識ももちろん必要だと思っていますので、
負けないよう今日も小さな畑に出ようと思います。
15:01 | ワイナリーツアー | コメント [5] | トラックバック [0]
たまには真面目な事も書かなくては!と焦燥に駆れていた甲斐ワイナリーの風間です。
8月6日、7日と山梨県ワイン組合で長野研修に行ってきました。
総勢26名の参加で、アサンブラージュからは蒼龍葡萄酒鈴木、山梨ワイン野沢、甲斐ワイナリーの風間の3名です。
国産ワインクールでもたくさんの入賞ワインを出し、
最近は大手ワイナリーなど、こぞって長野県に畑を持ち始めています。
そんな長野県のワイナリーと畑を見学、研修が目的です。
大型バスに乗り込んだ一行は、まずマンズワインの小諸工場へ。
マンズワインはキッコーマン系列の大手であり老舗ワイナリーのひとつ。
勝沼にも工場がありますが、小諸工場では国産葡萄を100%使った純国産ワインのソラリスシリーズを中心に製造しています。


先日の国産ワインコンクールでもこのソラリスシリーズは金賞2点を含め、7点が入賞。
小諸ワイナリーの実力を世に知らしめています。
小諸工場での生産量は約100トン。
葡萄畑は契約農家50軒、10ヘクタール。自社で6ヘクタールを管理。
栽培品種はシャルドネ、メルロ、リースリングなど、ほとんどがマンズレインカットで仕立てられています。
粘土質の土壌に支えられた葡萄園は管理が行き届き、
工場のサニーテーションも素晴らしく、レストラン、ショップも充実。
畑にはエアコン完備のSS(乗用消毒散布機)が置いてあったり、
茶室もある広大な庭園は芝も完璧に刈り込んであったり、
さすが大手の本気は違うなあという印象でした。
昼食を挟んで次に訪れたのは玉村豊男さんの率いるヴィラデストワイナリー。
案内をしてくれたのは栽培と醸造を担当している小西さん。
平日の昼過ぎでしたが、凄い数の観光客が訪れていました。


ヴィラデストの畑は3.3ヘクタール。
標高850mに位置にあり、年間降水量は1000mlを切ります。
栽培品種はシャルドネ、メルロがメインで、ピノ・ノワールなども栽培。
全て垣根仕立てでギュイヨ・サンプル。土壌はやはり粘土質だそうです。
生産量は約20,000本。
サニーテーションが完璧に行き届いた醸造場は、小規模ながら最新の設備。
オークの醗酵タンクをはじめ、シードル用の破砕機、ヴィナッチャの蒸留器など、
普通の小規模ワイナリーにでは滅多にお目に掛かれない設備も満載です。
ワインは直販でほぼ全て捌けてしまうと言う人気は尋常でなく、
今年の国産ワインコンクールではシャルドネで金賞・カテゴリー賞を受賞しており、
栽培、醸造、観光とその全てで高品質です。
「玉ちゃんなのか、豊ちゃんなのか」と野沢さんと話しながら施設内を歩いていたら、
玉村豊男さん本人が横にいて、驚いたのは秘密ですが、
国内の小規模ワイナリーの目指すべき姿がここにあるような気がします。
初日最後に訪れたのは、メルシャンが2003年から植樹を始めた椀子ヴィンヤード。
上田市(旧丸子町)の標高650mに位置し、現在は15ヘクタールの規模。
来年には20ヘクタールを目指しているそうです。
なんと言うことでしょう、この辺りからデジカメが壊れました。

これまで契約農家から葡萄の仕入れを行っていたメルシャンが、
農家の後継者の問題や、欧州系品種の栽培など、
自社で葡萄を育てる方針となり開始したこの椀子ヴィンヤード。
風通しが良く、粘土質の土壌で、まわりも何もない高原農地ですが、
やはり垣根仕立てで15ヘクタールもの規模は圧巻です。
特徴としては果粒が小さく育つ傾向にあり、尺粒がまばら。
ヘクタールあたり6トン程度の収穫量だそうです。
栽培品種はメルロ、シャルドネがほとんどで、
ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・フラン、シラーなども1ヘクタールずつ。
案内をしてくださった塩原さんも困っているようでしたが、
現在は社員3名と、シルバーさん数人で栽培管理をしており、
今年はベト病などが多発、なかなか対処に人数を裂けずにいるようです。
また、農地面積が広大なので、場所によって土壌品質に違いがあり、
生育の良くない苗なども見受けられました。
強烈な粘土質の土壌のため、機械を入れることが出来ず、
下草を生えさせる取り組みをしているそうです。
広大過ぎる敷地で、下草の取組みなど、ある意味発展途上のヴィンヤードですが、
そこは大手ワイナリーとして必ず乗り切ってしまう問題なんだと思います。
うらやましい!ああうらやましい!
これで初日の研修は終了です。
畑を見て回るわけですが、とても天候に恵まれて汗だくです。
でも、間違ってもビール飲みたいなんて言えません。
その後、一向は宿泊先であるメトロポリタン長野に到着。
懇親会を経て、長野市内の歓楽街と親睦を深め、売り上げに貢献。
アサンブラージュの3名、そして各ワイナリーの若手数名、
途中から中央葡萄酒の三澤社長も交えたりして、とても長い夜でした。
とても写真なんて撮れません。
研修旅行記2日目に続きます。
16:52 | ワイナリーツアー | コメント [6] | トラックバック [0]
子供の頃、出来れば食べたくないと思っていた、柚子みそのおでんが美味いなぁ~
って最近思うようになった、初老のアルプス前島です。
俺様ほどの身分になると、一般の人と同じ見学が出来なくなります(笑)
裏情報は十分すぎるほど、入ってくるけど表情報って案外、疎かったりします。
そこで!
『身分を隠してワイナリーツアー!』です(笑)
一般の人と同じように見学し、勉強になるところはパクり(笑)
それは違うだろってところは、後でこっそりココで書いてやります(笑)
初回を飾るのは...
『甲斐ワイナリー!』と言っても併設のワインカフェ『古壺‐ココ‐』です。
※ワインカフェ古壺
風間に黙って行って、ビックリさせようと思ったらイキナリ入り口で遭遇(笑)
バカやろ~!空気読めよ~(笑)
古壺は、風間のお袋さんと奥さんが料理を作る、アットホームなカフェ。
飛び込みで入っても、軽い食事なんかは出来るけど、どうせなら予約してコース
料理を!って事で、3000円のランチコースをチョイス。
テーブルに通されると、名前入りのこんなお品書きが用意されていました。
出てくる料理がわかると、ワインを選ぶのにも助かります。

古壺では、ボトルでもグラスでも甲斐ワイナリーのワインが楽しめます。

前菜が完熟トマトのマリネと書いてあったので、
迷わず『かざま甲州 辛口』のグラスをオーダー。
出された甲州は、よ~く冷やされていて、この陽気にはピッタリ!

リンゴ酸のさわやかな酸味に、イーストの香りがほんのり。ボリューム的には、
控えめでシャープなイメージ。アフターに、ふわっとハニー香があって苦みは、
ほとんど感じない。
辛口表示だけど、果実味があって飲みやすい。一杯目にジャストフィット!
完熟トマトのマリネは、爽やかな酸味が、夏の前菜に丁度いい、優しい味。
苦手な生の玉ねぎが乗っていたけど、サクサクした食感だけでネギ臭さがなく、
美味かった(笑)

次に出てきたのは、
ヴィシソワーズ。

夏のスープの定番ながら、ジャガイモ以外の野菜のつぶつぶ感があり、
ミルキーで塩分もほどよく、ボールサイズでグイグイ飲みたい(笑)
次に、ガーリックトーストが出てきました。

サクサクに焼かれていて、香ばしい。ガーリックトーストって、味付けが強すぎたり、
弱すぎたり加減が難しいんだけど、これはバランスいいです。
ここでまたワインをオーダー。
今度は『かざま甲州2006 辛口』です。

この甲州の方がより色が濃く、綺麗なイエロー。
さっきより、ほんの少し温度を高くしてあります。
ワインによって温度が違うのはいいですね。って、ただの偶然か?(笑)
さて...一口。
ガッチリした骨格があり、酸は強め。ミネラリーで硬めの印象。
ややシュール・リーのニュアンスを感じて、アフターには甲州らしい渋味が少しある。
さっきの甲州をフルーティーでフレッシュなタイプとすれば、
こっちはボディの厚みに重点をおいたタイプ。
メインは、
もち豚のソテー。

塩胡椒のシンプルな味付けに、スモークしたような香ばしさがあり、
ジューシーで美味しい!噛み応えがほどよくあって、脂身が甘い。
付け合わせのズッキーニには、オリーブオイルとバルサミコと塩で作った
ドレッシング(たぶん(笑))がかかっていて、すげぇ美味い!
このもち豚に合わせて『かざま甲州 やや甘口』を注文。

スッキリした綺麗なワイン。やや甘口だけど、よく冷やされている分、
もうちょっと辛口なイメージ。サクっと圧搾して、シンプルに仕込んだワインは軽くなり
がちだから、残糖を残して厚みを出したのかな?。
食事の邪魔をしない甘さで、もち豚によく合う!
※ 俺の趣味か?(笑)
デザートは、葡萄ゼリー。

これは...某会社のグレープジュースだな!(笑)
せっかくだから、コンコードじゃなくて山梨の葡萄を使ってゼリー作ろうぜ!
でも、おいしい(笑)
凍った巨峰の実をスライスして乗せてあり、なんだか懐かしい感じで楽しい。
昔よく、巨峰を凍らせてシャーベットみたいにして食べたなぁ(笑)
古壺の料理は、全体的にシンプルな味付けだから、素材の良さがわかる、
体に優しいランチ。
ワインもリーズナブルでおいしい。
...ちょっと待てよ?
最後に、かざま甲州 辛口をもう一杯飲んだから...ボトル一本頼んだほうが
安かったじゃねぇか!( ̄∇ ̄|||)
リーズナブル撤回(笑)
でも、かなり満足なランチだったから、今度はディナーに行って見ようかな?
みなさんも是非、予約して食べに行きましょう!
そしてワインはボトルで!(笑)
PS. 次は貴方のワイナリーに行きますよ!(笑)
08:29 | ワイナリーツアー | コメント [14] | トラックバック [0]
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