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2010年08月 アーカイブ

第二回 醸造家同士ガチンコ対決

東京は神田のイタリアンレストラン、ヴィラドゥーエさんでメーカーズディナーを開催します。

今年5月に行われた第一弾に引き続き、第二弾は麻屋葡萄酒雨宮と、甲斐ワイナリー風間が登場。東京農業大で先輩後輩の関係な二人です。

ヴィラドゥーエさんのお料理に合わせてワインをお出しし、マリアージュを競いながら楽しんで頂く、ちょっと珍しいタイプのメーカーズディナーです。

具体的なお料理やワインリストは、先入観をなくす為に当日まで秘密ですが、お料理の構成は以下のような感じです。

冷菜→温菜→プリモピアット(パスタorリゾット)→メイン(お肉料理)

こんな感じのコースに対して、二人がワインをサーヴする形。
このお料理にはこのワインが合う。いやいやいやこのワインの方が。
そんな白熱しそうな会話と、タイプの異なる二人の造り手の人間味も一緒に味わって頂ければと思います。

次回以降も引き続きアサンブラージュのメンバーが登場予定です。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしております!


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雨宮一樹(写真左/1976年生まれ)
東京農業大学出身。小さなワイナリーだからこそできる、葡萄栽培者の顔が見えるワイン造りに取り組む。飲みの後は丼もの!米大好きニッポン男児。

風間聡一郎(写真右/1978年生まれ)
東京農業大学出身。甲州種や専門品種を中心に個性あるワイン造りを目指す。ITやデザインもこなす静かな情熱家。


■日時:9月4日(土)19:00~
■会場:ヴィラドゥーエ(千代田区鍛冶町1-9-11石川COビルB1F)
■参加費:7000円(お料理・ワイン代など全て込み)
■定員:20名様くらい
■ご予約/お問い合わせ:03-5298-1453 / ike-don@r3.dion.ne.jp / mixi内コミュニティ

16:08 | イベント告知 | コメント [5] | トラックバック [0]

初夏の山形研修

既に仕込みも始まってるワイナリーもありますが、まだまだ畑作業が中心です甲斐ワイナリーの風間です。

レポートがだいぶ遅くなってしまいましたが、7月6日、7日と山梨県酒造組合の山形研修に行ってきました。
アサンブラージュからは蒼龍葡萄酒(鈴木)、マルサン葡萄酒(辻)、塩山洋酒(萩原)、甲斐ワイナリー(風間)の四名が参加。

山形県にあるワイナリーは規模の大きなワイナリーから小さなワイナリーまで全部で11社。ブドウ栽培の歴史は江戸時代にさかのぼると言われ、平成18年の時点で生産量は全国三位(一位山梨、二位長野)。ワイン醸造がはじまったのは明治初期であり、歴史的には山梨と変わりありません。


高畠ワイナリー

さて、山梨からバスに揺られること6時間。最初に到着したのは高畠ワイナリーさん。
ワイナリー内を案内してくださったのは川邉久之さん。ナパバレーのワイナリーで15年間ワイン醸造に携わり2008年から高畠で醸造を担当しています。後で調べたら東京農業大学の先輩でした。

高畠ワイナリーは1990年創立。年産80万本であり、2.5hの自社畑のほか、多くの契約農家からブドウを仕入れています。施設や設備は非常に清潔で、私達が訪れた日も平日に関わらず沢山のお客さん。

ワイナリー前の垣根畑ではピノノワールが栽培されていて、養分注入ができる灌漑設備があり、地面には高畠石(軽石)が散りばめられています。この高畠石はミネラルを豊富に含み、保湿機能調整に優れているそうです。ワイナリー正面の目立つ位置にあり、観光用の側面もあるそうですが、目を引く垣根でした。

契約農家は50件、メルロ、シャルドネ、カベルネ・ソービニヨン、ピノ・ブランなどを基本的には平棚で栽培されているそうです。

続いて醸造場へ。
ガラス越しに見える醸造場はサニーテーションが行き届き、清潔そのもの。観光客から常に視線を浴びるので、スタッフの方もきっと気が抜けません。ワイナリー側から考えると一挙両得です。醸造設備もワイナリーの規模に合ったものが多く、発酵容器への考え方やろ過機の使い分けなど細かくお話し頂きました。

最後は未発売のものから2009年産など、三種類をテイスティング。当たり前の感想ですが、川邉さんが携わりだした2008年を境にワインの印象がガラっとかわります。理路整然とワインの説明をする川邉さんらしく、いずれもスタイリッシュな雰囲気。やっぱりお酒は人ですね。

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酒井ワイナリー

次は赤湯にある明治25年創業の酒井ワイナリーさんへ。
案内してくださったのは酒井一平さん。東京農業大学出身の1978年生まれ…あれ、もしかしたら私や塩山洋酒萩原と同期です。

赤湯温泉にあるワイナリーは従業員数も少なく、ほぼ家族経営。基本的にノンフィルターのワインは鮮烈で特徴的な銘柄が揃います。
遠心分離はもちろん、ろ過機なども行わない昔ながらのノンフィルター方式は、非常に手間がかかりますが、小規模ワイナリーとしての矜持というか、強いこだわりを感じました。

テイスティングしながらお話いただいた中で、特に驚いたのは甲州の酸。山梨ではとても考えられない数値でした。ワインも独特な酸と果実味、香りを持ち合わせています。
また、欧州系品種は糖度が山梨の平均と比べて数度高く、着色も良好とのこと。栽培における悩みが山梨と逆です。

畑は交通手段の関係から見に行くことは出来ませんでしたが、遠くから眺めても明らかな急斜面。山からの吹き降ろす風が夜温を下げ、水はけ、日当たりも良好。酒井さんの畑だけではなく、この後訪問する須藤葡萄酒さんや、近隣の畑はほぼ全て急斜面。作業がどれほど大変なのか想像を絶します。

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須藤葡萄酒

次に向かったのは須藤葡萄酒さんの圃場。案内してくれたのは須藤孝一さん。急斜面の畑はサイドレスのビニールハウス。傾斜は22度。軽くスキーが出来ます、ソリだったら死ぬかもしれません。

山形で見かける急斜面の畑はこのタイプのものが多く、雨除けは病害を防ぐ意味でも重要に感じました。前出の酒井ワイナリーさんでもビニールハウスの圃場はほとんど防除をしないとか。

須藤葡萄酒さんも家族だけで経営されているワイナリーで、栽培から醸造、瓶詰めまで全てをご家族だけで行っています。ワインは年産6000L。観光農園も兼ねていて、生食用、醸造用の比率は半分半分だそうです。

醸造場前の畑では樹齢を感じさせるベリーAなどが栽培され、急斜面では甲州やメルローなどの専用品種が栽培されています。積雪のある山形では棚栽培はリスクがあり、ハウスのビニールも基本的に毎年かけ直しを行うそうです。

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これで山形研修一日目は終了。
夜は宿舎のホテルで、山形のワイナリー11社から13名にお越し頂いて懇親会。各自が持ち寄ったワインをワイワイガヤガヤ楽しみました。


タケダワイナリー

懇親会の余韻漂う翌朝は、一路タケダワイナリーへ。懇親会にも出席頂いた岸平典子さんと岸平和寛さんに案内して頂きました。

タケダワイナリーは創業1920年。言わずと知れた誠意と熱意のあるワイナリーで、15ヘクタールにもおよぶ自社畑を持ち、自然農法による栽培から醸造まで一貫して手がけています。

年産30~40万本。ワイナリーを囲むように15ヘクタールの畑があり、その60%が東南向きの斜面。シャルドネ、リースリング、、カベルネ・ソービニヨン、メルロ、ピノ、ヴィオニエ、ベリーA、ブラッククィーンなど栽培品種も多岐にわたります。

畑で実践されているのは、福岡正信方式シュタイナーの理論を (バイオデイナミック農法)を加えた自然の法則に重点を置いた栽培方法。

農薬もボルドー中心で合成農薬も一度、もしくは不使用。除草の回数も年に二度で、摘芯、摘房なども理論に基づいて行われ、醸造についても果汁の移動にグラビデーションを利用していたり、冷却は地下水。酵母も基本的には野生酵母を使用。

テイスティングさせて頂いたワインは、充実した果実の魅力と、どこか優しくはっきりと芯がある岸平さんそのもののような気がしました。

キュベヨシコ(良年のみのリリースで、予約で完売!)に代表されるプレミアムワイン、そして低価格のワインもコストパフォーマンスに優れ、このラインナップもタケダワイナリーの魅力のひとつだと思われます。

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数日に渡ってちょこちょこと書いたため、まとまりのない長文になってしまいましたが、これで山形研修レポートは終わりです。どのワイナリーもそれぞれに個性があり、目指す方向性がはっきりとあり、信念ももった栽培と醸造、経営をされているように感じましました。

他人の芝生は青く見えてしまいがちで、あの独特の酸、急斜面の畑などうらやましいなーなどと考えてしまいますが、今回学んだことを栽培醸造へ活かせればと思います。

山形のワイナリーの皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました!


11:31 | 雑記 | コメント [2] | トラックバック [0]

ジャパンワインチャレンジ2010の結果

梅雨が明けたらいきなり真夏。そんな日が立秋を越しても続きそうな勢いですね甲斐ワイナリーの風間です。

今年もアジア最大規模のワイン審査会のひとつであるジャパンワインチャレンジの結果が発表され、
アサンブラージュのメンバーのワインも見事に入賞していました。


Silver Medal(銀賞)

フォーシーズンズ2009 山梨ワイン
Japan Four Seasons 2009 Yamanashi Wine Co., Ltd.


Bronze Medal(銅賞)

麻屋甲州特別限定醸造シュールリー2009 麻屋葡萄酒
Japan Asaya Koshu tokubetu gentei jouzou sur Lie 2009 Asaya Winery Co., Ltd

シトラスセント甲州2009 蒼龍葡萄酒
Japan Citrus Scent Koshu 2009 Soryu Winery Co., Ltd.

12:20 | コンクール | コメント [3] | トラックバック [0]

国産ワインコンクール2010 審査結果

パソコンのハードディスクが壊れて、しばらく茫然自失だった甲斐ワイナリー風間です。アサンブラージュの記事も書かなければならない事がたまっていて、メンバーからの催促が酷いです。

さて、既にご存知の方も多いかと思いますが、今年もワイナリーを精神不安定に陥れる国産ワインコンクールの審査結果が発表されました。

8回目となる今年は全国104ワイナリーが過去最多の690点を出品。
アサンブラージュのメンバーも各社が1~8アイテムを出品していました。

以下、アサンブラージュのメンバーの入賞ワインです。

国内改良等品種 赤
最優秀カテゴリー
AW プラチナコレクション マスカット・ベリーA 2008R アルプスワイン
国内改良等品種 赤 山梨のベリーA 樽熟成 2009 蒼龍葡萄酒
国内改良等品種 赤 花鳥風月 麻屋ルージュ 麻屋葡萄酒
国内改良等品種 赤 ドメーヌ久 ルージュ2008 ドメーヌ久
国内改良等品種 赤 AW プラチナコレクション マスカット・ベリーA 2009 アルプスワイン
国内改良等品種 赤 奨励 ベルカント マスカット・ベリーA 樽貯蔵 山梨ワイン
国内改良等品種 赤 奨励 プレミアム 甲斐ノワール 2007 蒼龍葡萄酒
甲州 辛口 勝沼の甲州 2009 樽熟成 蒼龍葡萄酒
甲州 辛口 シャンテ Y.A アマリージョ2009 ダイヤモンド酒造
甲州 辛口 フォーシーズンズ2009 山梨ワイン
甲州 辛口 シトラスセント甲州 2009 蒼龍葡萄酒
甲州 辛口 トラディショナル・リッチ・テイスト甲州 2009 蒼龍葡萄酒
甲州 辛口 プレミアム 甲州 2009 蒼龍葡萄酒
甲州 辛口 樽醗酵(白) 山梨ワイン
甲州 辛口 麻屋勝沼甲州シュールリー2009 麻屋葡萄酒
甲州 辛口 奨励 甲州樽発酵 2009 蒼龍葡萄酒
甲州 辛口 奨励 かざま甲州シュールリー2009 甲斐ワイナリー
甲州 中口、甘口 ソルオリエンス甲州2009 山梨ワイン
甲州 中口、甘口 麻屋甲州特別限定醸造シュールリー2009 麻屋葡萄酒

2009年は14アイテムでしたが、今年は19アイテムが入賞。
しかも国内改良品種赤の部門でアルプスワインが金賞、最優秀カテゴリー賞!
甲州辛口部門でも蒼龍葡萄酒が金賞!
いやーおめでたくてお赤飯を炊く勢いです。

聞くところによると、例年に比べ甲州の評価が非常に高く、逆にシャルドネはいまひとつの評価だったようです。

特に甲州は昨年の作柄を反映した結果となりましたが、2009年の結果とは違うタイプの銘柄が金賞を受賞していて(2010年は樽を使用した銘柄が多い)、入賞を狙うワイナリーにとっては今年の仕込みにも影響するかもしれないですね。

8月28日(土)、甲府富士屋ホテルにて公開テイスティングおよび表彰式が行われます。ご来場の際にはぜひメンバーの入賞ワインを味をみて、感想などお聞かせ頂ければと思います!

10:29 | コンクール | コメント [2] | トラックバック [0]


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