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長野県、研修レポート1日目

たまには真面目な事も書かなくては!と焦燥に駆れていた甲斐ワイナリーの風間です。


8月6日、7日と山梨県ワイン組合で長野研修に行ってきました。
総勢26名の参加で、アサンブラージュからは蒼龍葡萄酒鈴木、山梨ワイン野沢、甲斐ワイナリーの風間の3名です。

国産ワインクールでもたくさんの入賞ワインを出し、
最近は大手ワイナリーなど、こぞって長野県に畑を持ち始めています。
そんな長野県のワイナリーと畑を見学、研修が目的です。


大型バスに乗り込んだ一行は、まずマンズワインの小諸工場へ。
マンズワインはキッコーマン系列の大手であり老舗ワイナリーのひとつ。
勝沼にも工場がありますが、小諸工場では国産葡萄を100%使った純国産ワインのソラリスシリーズを中心に製造しています。

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先日の国産ワインコンクールでもこのソラリスシリーズは金賞2点を含め、7点が入賞。
小諸ワイナリーの実力を世に知らしめています。

小諸工場での生産量は約100トン。
葡萄畑は契約農家50軒、10ヘクタール。自社で6ヘクタールを管理。
栽培品種はシャルドネ、メルロ、リースリングなど、ほとんどがマンズレインカットで仕立てられています。

粘土質の土壌に支えられた葡萄園は管理が行き届き、
工場のサニーテーションも素晴らしく、レストラン、ショップも充実。
畑にはエアコン完備のSS(乗用消毒散布機)が置いてあったり、
茶室もある広大な庭園は芝も完璧に刈り込んであったり、
さすが大手の本気は違うなあという印象でした。


昼食を挟んで次に訪れたのは玉村豊男さんの率いるヴィラデストワイナリー
案内をしてくれたのは栽培と醸造を担当している小西さん。
平日の昼過ぎでしたが、凄い数の観光客が訪れていました。

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ヴィラデストの畑は3.3ヘクタール。
標高850mに位置にあり、年間降水量は1000mlを切ります。

栽培品種はシャルドネ、メルロがメインで、ピノ・ノワールなども栽培。
全て垣根仕立てでギュイヨ・サンプル。土壌はやはり粘土質だそうです。

生産量は約20,000本。
サニーテーションが完璧に行き届いた醸造場は、小規模ながら最新の設備。
オークの醗酵タンクをはじめ、シードル用の破砕機、ヴィナッチャの蒸留器など、
普通の小規模ワイナリーにでは滅多にお目に掛かれない設備も満載です。

ワインは直販でほぼ全て捌けてしまうと言う人気は尋常でなく、
今年の国産ワインコンクールではシャルドネで金賞・カテゴリー賞を受賞しており、
栽培、醸造、観光とその全てで高品質です。

「玉ちゃんなのか、豊ちゃんなのか」と野沢さんと話しながら施設内を歩いていたら、
玉村豊男さん本人が横にいて、驚いたのは秘密ですが、
国内の小規模ワイナリーの目指すべき姿がここにあるような気がします。


初日最後に訪れたのは、メルシャンが2003年から植樹を始めた椀子ヴィンヤード
上田市(旧丸子町)の標高650mに位置し、現在は15ヘクタールの規模。
来年には20ヘクタールを目指しているそうです。

なんと言うことでしょう、この辺りからデジカメが壊れました。

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これまで契約農家から葡萄の仕入れを行っていたメルシャンが、
農家の後継者の問題や、欧州系品種の栽培など、
自社で葡萄を育てる方針となり開始したこの椀子ヴィンヤード。

風通しが良く、粘土質の土壌で、まわりも何もない高原農地ですが、
やはり垣根仕立てで15ヘクタールもの規模は圧巻です。
特徴としては果粒が小さく育つ傾向にあり、尺粒がまばら。
ヘクタールあたり6トン程度の収穫量だそうです。

栽培品種はメルロ、シャルドネがほとんどで、
ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・フラン、シラーなども1ヘクタールずつ。

案内をしてくださった塩原さんも困っているようでしたが、
現在は社員3名と、シルバーさん数人で栽培管理をしており、
今年はベト病などが多発、なかなか対処に人数を裂けずにいるようです。

また、農地面積が広大なので、場所によって土壌品質に違いがあり、
生育の良くない苗なども見受けられました。

強烈な粘土質の土壌のため、機械を入れることが出来ず、
下草を生えさせる取り組みをしているそうです。

広大過ぎる敷地で、下草の取組みなど、ある意味発展途上のヴィンヤードですが、
そこは大手ワイナリーとして必ず乗り切ってしまう問題なんだと思います。
うらやましい!ああうらやましい!


これで初日の研修は終了です。
畑を見て回るわけですが、とても天候に恵まれて汗だくです。
でも、間違ってもビール飲みたいなんて言えません。

その後、一向は宿泊先であるメトロポリタン長野に到着。
懇親会を経て、長野市内の歓楽街と親睦を深め、売り上げに貢献。

アサンブラージュの3名、そして各ワイナリーの若手数名、
途中から中央葡萄酒の三澤社長も交えたりして、とても長い夜でした。

とても写真なんて撮れません。

研修旅行記2日目に続きます。

16:52 | ワイナリーツアー | コメント [6] | トラックバック [0]

コメント

今日は突然お邪魔しました。
風間さんのお仕事風景が見れて感激です。また突然伺いま~す♪

エアコン完備のSSって!!
超~気になります!

投稿者 白 : 2008.08.13

おぉ!!!!

久々にちゃんとした記事ですね~~

確かに長野県は、小規模ながら気合いの入ったワイナリーが多いですね。
長野県ならではのテロワールもあるでしょうが、人員は大差ないでしょう。
頑張れ負けるな山梨県!!
来年こそ、例の夜会にて風間君の金賞祝賀会をやらせてくれ~~

投稿者 徒歩魔神 : 2008.08.13

いっぱい遊んで来たって事だな(笑)

投稿者 アルプスのリョー! : 2008.08.13

>>白さん

今日は突然来てくれてありがとうございました(笑)
畑も小さければ醸造設備もあんまり整っていないワイナリーなので、恥ずかしいわけですが...
エアコン完備のSSは、靴を脱いで乗るそうです(笑)


>>赤木くん

来年はもう出品しません(笑)


>>りょうさん

間違っても研修旅行ですよ!
ホテルの部屋に帰ったのが2時30分でも研修旅行です!

投稿者 風間聡一郎 : 2008.08.14

お初です。

ヴィラデストの設備が、最新・・・というのが驚きました。小規模なのだけど、設備にこだわっていらっしゃるんですね。

マンズはさすが・・・という感じです。

長野は最近すごいですよね。先日、小布施の曽我さんと、KIDOの城戸さんにお会いしましたが、非常に情熱的に取り組まれているのが、言葉のはしばしから伝わってきました。

互いに刺激を与えあい、山梨、勝沼もぜひがんばってほしいです。

貴重なリポートありがとうございました。

投稿者 みっちー : 2008.08.14

>>みっちーさん

ヴィラデストさんはほんと凄いです。
あそこまで綺麗な醸造所は日本のトップ3に入るんじゃないかと思っています。

今回の研修で、長野県は情熱的な方が多いように思いましたが、
負けずに頑張って行こうと思います!

投稿者 風間聡一郎 : 2008.08.14

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